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『かなり』

私が感じる「かなり」なことを徒然に。

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入社式だー!!

加納くん 本間さん

あけましておめでとうございます、坂津です。

今日は入社式です。

新入社員が期待に胸を膨らませ、なおかつ不安を抱えながら出社してきます。

私はどちらかと言うと、部下とでも友達感覚で会話してしまう悪い癖があります。

威厳とか風格とかそーゆー単語が載って無い辞書しか持ってません。

しかし、腐っても鯛。坂津でも課長。

役職というものは会社というコミュニティに所属する以上、付いて回るものです。

つまり、この会社の事情を何も知らない新入社員にとって私は「偉い人」という位置付けになるハズです。

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坂津「加納くん、本間さん、ちょっと良いかな」

加納「はい」

本間「ほいほーい」

坂津「本間さん、それ。そーゆーの」

本間「え?」

坂津「君たちにお願いがあります」

加納「何ですか改まって」

本間「報酬次第ですねぇ」

坂津「本間さん、それだよ。そーゆーの」

本間「はい?」

坂津「4月から、私をナメた言動は慎んでくださいお願いします」

加納「僕そんな態度してますか?」

坂津「加納くんはほとんど無いから、まぁ特に心配してないよ」

加納「つまり、稀に失礼な言動があるということですよね・・・すみません、無自覚です。申し訳ありません・・・」

本間「そんなに気にすること無いって」

坂津「なぜそこで本間さんがそう言っちゃうのか!」

 

私個人がどう思われようと、別にそれは大した問題ではありません。

それよりも、上司と部下の関係があまりにもグダグダであるという印象を、入社当初から持たれたくないということなのです。

徐々に慣れてから仲良くなるのは構わないのですが、新人のうちはある程度の緊張感を持っていて欲しいと思っています。

 

加納「ところで課長、入社式の『歓迎の言葉』ってもう考えました?」

坂津「なにそれ?」

加納「え?これ、ほら、この入社式の式次第に書かれてるじゃないですか」

坂津「えッ!?」

本間「あー、社長が坂津課長にしゃべってもらおうって言ってましたよ」

坂津「は!?なんで?」

本間「理由までは知りませんよ~」

坂津「え、だって普通はそーゆーのって社長とか常務とかじゃないの?」

本間「私の時は坂津課長でしたよ?」

加納「僕の時も、課長にお言葉を頂きました」

坂津「あれ・・・そうだっけ・・・」

 

なんだかそう言われたらそんな気もしてきました。

毎回、社長が土壇場で「やっぱ緊張するから坂津くん、よろしく」と言ってキラーパスを寄越して来るんだった。

今年は予め式次第に無断で名前を入れるという斬新な押し付けを敢行した模様です。

 

坂津「いつも急に振られてその場でしゃべるから、覚えてないんだよ」

本間「そうなんですか?じゃあ私の時のやつを原稿にします?」

坂津「覚えてるの!?」

本間「ざっくりした内容は覚えてますよ」

加納「僕も覚えてますよ」

坂津「なんだよ君たちすごく良い子じゃないか!」

加納「じゃあ本間先輩の時のと僕の時のを合わせましょうか」

坂津「そうだね!そうしよう!」

 

 

■歓迎の言葉

まずは入社おめでとう、諸君。

今日から君たちは、晴れて社会人となったわけだ。

さて、この「社会人」という言葉に違和感は無いか?

今までだって君たちは社会に所属してきただろう。

アルバイトをしてお金を稼ぎ、直接では無いにしても間接的な納税を果たしてきたはずだ。

酒税、たばこ税、ガソリン税、消費税などなど。

選挙に行って投票もしたはずだ。

だのになぜ、就職したと言うだけでなぜ途端に社会人と呼ばれるのか。

昨日までの君たちと、今の君たちの何が違うのか。

私はここで、その答えを言わない。

社会人と言うものがどんなものなのか、それをそれぞれで見付けて欲しい。

これから半年が経過した頃、10月に私は君たちに問う。

「君は社会人ですか?」と。

「社会人とは何ですか?」と。

ところで、君たちはとても厳しい環境に飛び込んできたと思ってくれ。

来週から始まる研修プログラムや、各部署への配属後には業務マニュアルが揃っている。

これは私達先人が、より良い環境を目指して整備してきたものだ。

誰かに敷かれたレールの上を歩いていくことは楽だけれど

何も無い荒れた原野にレールを作るのは苦しいことだと思っていないか?

違う。

既にあるレールをより良く改善していくことの方が遥かに険しいのだ。

君たちには、既存の研修やマニュアルを活用してもらう。

しかしそれは、その通りに歩めという意味では無い。

もっと良い道があるはずだという視点を持ち続けなければならない。

私達の時代は、本当にゼロからのスタートだった。

だから逆に、何をやったってプラスになった。

だが更に上を目指そうとした時、この積み上げたプラスを一度崩さねばならないことがある。

その時の苦労は並大抵ではない。

しかし私達は諸君にそれを求める。

我々の様な中小企業が若い血を補充する理由はそこにある。

一緒に、より良い環境を作って行こうじゃないか。

 

坂津「え?私、こんなこと言ってたの?」

加納「だいたいこんな感じでした」

本間「しかも半年後、聞かれてないし」

坂津「え?マジで?」

本間「マジですよマジ」

坂津「じゃあ今聞こうか。社会人とは?」

本間「お金だけじゃなくお菓子で動きます」

坂津「なんというオリジナリティ」

加納「実際にはマニュアルもあんまり無かったですしね」

坂津「え?マジで?」

加納「はい。僕も結構、マニュアル作りましたよ」

坂津「だ、だよねぇ・・・ありがとう」

加納「後輩に改善していって欲しいと思います」

 

やはり何か演説をするときには予め原稿を用意しておかなければ。

その場しのぎで口から出まかせをブチカマしちゃだめですね。

さて、どのキャラの演説を参考にしようかな~。


少佐演説(台詞付) Lieutenant commander's speech

 


PS2「機動戦士ガンダム ギレンの野望 ジオン独立戦争記」Vol.5 『ギレン演説』