『かなり』

干支に入れてよ猫

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原因を追求すれば再発は防ぐことができる

あけましておめでとうございます、坂津です。

この世の森羅万象には必ず因果、つまり原因と結果があります。

私たちに理解できる出来ないに関わらず、因果は巡ります。

 

例えば「ニキビができちゃったなぁ」と思っている人が居たとします。

ニキビは大半の場合、毛穴の皮脂詰まりが原因です。

ではなぜ皮脂が詰まるのか?

 

よくテレビCMで観ると思いますが、チョコラBBって聞いたことありません?

あれがなぜBBという名前かというと、2種類のビタミンBが配合されているからです。

ビタミンB2(リボフラビン)と、ビタミンB6(ピリドキシン)です。

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あのチョコラBBは「ニキビで困ったら飲んでね」と訴えていますよね。

なぜかと言うと、ビタミンB2とB6が脂肪分とタンパク質の代謝を促すからです。

要するに、ニキビの原因が毛穴の詰まりなら、その詰まってしまうモノを分解しちゃおうというのがビタミンB2、B6を飲む理由になるわけです。

 

しかしなぜビタミン剤を飲まなきゃいけないんでしょうか?

飲まなくたって平気なときも多いですよね。

それは、実はビタミンB2、B6は腸内で作られているからなんです。

本来ならビタミン剤で補う必要なんて無いんです。

 

ではどのようにして腸内で作られているのでしょうか?

それは腸内に生息する細菌が作ってくれているのです。

良く耳にすることがあると思いますが「善玉菌」というやつです。

つまり、善玉菌のビタミンB2、B6の生産量が減ると、脂肪分やタンパク質が分解しきれなくなってしまうというワケです。

 

それではなぜ善玉菌が活躍しなくなるのでしょうか?

それは善玉菌のエサとなる食物繊維が不足していたり、敵である悪玉菌の勢力が拡大しているからです。

ちなみに悪玉菌は動物性たんぱく質が大好物なので、肉食生活が続くと腸内は悪玉菌だらけになってしまいます。

 

さて、ここで整理してみましょう。

 

食物繊維を摂らず動物性たんぱく質ばかりの食生活

  ↓

善玉菌が減り悪玉菌が増える

  ↓

ビタミンB2、B6の生成量が減る

  ↓

脂肪、タンパク質の分解が損なわれる

  ↓

分解しきれない脂肪、タンパク質が皮脂になる

  ↓

余分な皮脂が毛穴に詰まる

  ↓

ニキビができる

 

こういうことです。

※私の記憶だけで書いていますので、間違ってたらごめんなさいね。

 

そしてこのそれぞれの段階に対処する商品がありますよね。

 

ニキビが出来たらビフナイトなどの塗り薬があります。

しかしこれは「できてしまったニキビを抑える」のであって根本原因を改善してくれるわけではありません。

皮脂が毛穴に詰まるのを予防するための洗顔剤がいっぱいありますね。

しかしこれは「出てきた皮脂を洗い流す」のであって根本原因には届いていません。

余計な脂肪分、タンパク質を分解するためにビタミンB2、B6を摂取するのも、同様です。

 

モグラ叩きのモグラが出続ける限り、叩き続けなければいけないのは悲しい作業です。

しかしコンセントを抜いてしまえばモグラは出てきません。

 

物事には原因と結果があるのです。

その因果関係はどこまでも遡ることができます。

あまりにも直接的な原因だけに対処したところで、その大元になっている原因まで辿り着いて処置しなければ、近い将来の再発は防ぐことができません。

よく考えてください。

いま問題視しているコトの因果関係を。

 

 

わかりましたね?

 

では置き換えて考えましょう。

 

まずニキビができたことと、私たちが寝坊したことを同位とします。

皮脂の毛穴詰まりを、夜更かししてしまったことと同位と考えます。

同じように、ビタミンB2とB6の不足が、ちょっと良いワインを開けたこと。

善玉菌の減少は、録り貯めていたジョジョ4部を一気観したこと。

そして食生活の乱れが、旅行前のハイテンションです。

 

つまり

 

旅行前のハイテンションが眠れない状態を引き起こす。

じゃあ録ってるジョジョ観る?

そんなら呑みながら観ようよ!

ここまで観たらもう最後まで観なきゃいけないよね!

最終的に目覚ましのセットを忘れる

 

ということに繋がるのです。

 

 

私たちが乗るハズだった新幹線は今、高速で私たちから離れています。