どうも、予約投稿の坂津です。
私の母が天然なのって、お話したことありましたっけ?
母「ねぇ、ラブちゃん(私の妻)ってそろそろ誕生日じゃなかった?」
私「そうだね」
母「何か欲しいもの無いのかな?」
私「物にはこだわりがある人だから、贈るんなら消え物が良いよ」
母「そっか、ラブちゃんお芝居とか好きだもんね」
私(食べ物とかじゃなく?確かにチケット系も消え物か・・・)
母「どんなのが好みかな?」
私「ん~、演目より役者で選ぶフシがあるからなぁ・・・」
~数日後~
妻「ねぇ、お義母さんからのプレゼントなんだけど・・・」
私「ん?どしたの?」
妻「謎の壺が入ってる・・・」
消え物(きえもの)とは、以下に示す語義を持つ日本語である。
1.舞台演劇・芸能・映像分野の専門用語および業界用語で、使うとすぐにも無くなるか消耗が始まる種類の小道具。
2.贈り物(贈答品)のうちで、使うとすぐにも無くなるか消耗が始まる種類の物(食品、洗剤、入浴剤、香など)を指して言う、やや定義の曖昧な現代的俗語的日本語。
3.的屋が扱う商品のうち、使うとすぐにも無くなる種類の食品。
私「そっちの消え物かぁーっ!!要らねぇー!!」
お芝居などでストーリー上、破壊することが決まっている小道具のことを消え物と呼びますが、母がなぜそんなことを知っていたのか謎です。
母「ラブちゃんの誕生日、ごはん食べにおいでよ」
私「え?良いの?」
母「もちろん。ラブちゃんの好きなワイン用意しとくからね」
私「やった。喜ぶよ~」
母「でもアンタは飲んじゃダメよ?」
私「分かってるよ。運転手だからね」
母「アンタの分はアレ買っといてあけるから、アレ」
私「ん?お茶でいいよ?」
母「いやいや、気分だけでも。アレ、ほらアレ」
私「なんだろう・・・ジンジャーエールとか?見た目がシャンパンぽいけど」
母「そんな名前じゃなくてね・・・えっと・・・」
私(何でもいいけど)
母「メルシャン!」
私「買ってくれるの!?」
シャンメリー(ノンアルコール炭酸飲料)のことでした。
母「そう言えば、あの~、ほら、百人一首!」
私「・・・は?」
母「違うか・・・そうだよね、外人さんだもんね」
私「え?何のこと?」
母「分かった!カルタ!カルタさんが当選したね!」
私「・・・誰?」
母「あんた、テレビ見てないの?」
私「母ちゃん、もしかして・・・アメリカ大統領のこと言ってる?」
母「そうだよ!カルタさん!」
私「はぁ(嘆息) 違うよ母ちゃん・・・」
母「え?カルタさんじゃ無いの!?じゃあ誰なの?」
私「“ド”から始まるよ」
母「ど・・・ど・・・」
母「ッ!!」
母「ドンジャラ!?」
ドンジャラってまだあるんですかね。