『かなり』

干支に入れてよ猫

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大好きな妻が激おこぷんぷん丸ムカ着火ファイヤー(死語)

どうも、坂津です・・・。

怒られました。

こんなに怒られたのは5年ぶり3度目です。

甲子園出場みたいな表現ですが、本当に久しぶりです。

 

前回の記事に書いた通り、仕事から帰ってすぐに妻に対する愛情表現を全力で実行すべく意気揚々とドアを開きました。

皆様から頂いた貴重なアドバイスを元に見直された、私の至高の愛情表現をお見舞いしてやるぜ!

 

私「ただいまーッ!!」

妻「・・・」

 

あれ?

 

返事が無い?

 

いつもの可愛い声が聞こえません。

 

しかし私はいつもと一味違うのです!

 

まず妻の変化に気付くべく妻をじっくりたっぷり上から下まで舐めるように観察しました。

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なんだか燃えているように見えました。

よし、いつもと違う部分を見付けたぞ!

私は真面目に真剣に真っ直ぐ妻の目を見て真顔で声を掛けました。

 

私「燃えてるね!」

妻「・・・」

 

まだ返事がありません。

しかし私にはまだまだ皆様から授けて頂いた秘策があります!

矢継ぎ早に次の矢を放ちます。

 

私「会社の人がね、君の奥さんはめっちゃキレイやなぁって褒めてくれたよありがとう!自慢の奥さんだ!」

妻「・・・」

 

予定ではここで一緒に踊るハズなのですが、なぜか妻は微動だにしません。

それどころか、さっきより燃えているように見えます。

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まぁいいや。

とにかく私は踊りながら妻の手料理で美味しいもののベスト5を列挙します。

 

私「バジルの丼のやつ!鶏ハムの丼のやつ!はぁ・・・はぁ・・・漬けの丼のやつ!豆腐の丼のやつ!はぁ・・・ぜぇ・・・豚肉の丼のやつ!美味しい!はぁ・・・好き!」

妻「・・・」

 

ちょっと息切れしながらも、褒めちぎり崇め奉りました。

そしてすかさず缶バッヂを差し出そうとした矢先です。

 

妻「ギャオオオオオオーッ!!」

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単に燃えていただけの妻がいきなり燃え上がり燃え広がりました。

私は求愛ダンスで燃え尽きていましたがそれどころではない状況です。

 

私「どどどどうしたのラブやん!?」

妻「ゴアァァァァーッ!!!」

 

この後は、どうすれば機嫌が良くなるのかを根掘り葉掘り尋問するつもりだったのに、もはや意思の疎通すら困難な状況です。

 

ここで私はハッと気付きます。

 

構いすぎてストレスにならないようしばらく突き放すことが必要だったハズ!

 

炎上する妻に背を向け、私はリビングへ移動しようとしました。

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妻「マ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛アァァァァーッ!!!」

 

スゴイ勢いで追いかけてきました。

突き放している間に洗い物をする予定だったのに。

もう洗い物どころではありません。

そして噴火しました。

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結局のところ、一言で表すと「妻もこのブログの読者だった」ということです。

 

そう言えばそうでした。

 

帰宅したときの私の「ただいま」のトーンですでに「コイツ、マジでやる気だ」と直感したそうです。

 

表面的には平静を装っていた私ですが、あまりの恐怖に冷や汗と脂汗でびっちょびちょになった服を脱ぎながら、ようやく冷静さを取り戻した妻に憤怒の理由を尋ねたところ、どうやら妻の機嫌の悪い率が気に入らなかったそうです。

ああ、前回の記事じゃ無くて前々回の記事が原因でしたか。

 

妻「あれだと私がずーっと機嫌が悪いみたい!」

私「そんなこと思ってないよ!」

妻「でもそう読めた!」

私「それは・・・ごめん。記事削除する?」

妻「別に良い(ぷい)」

私「でもラブやんの評価、高いよ?」

※私は妻の事をラブやんと呼んでいます。

妻「それは旦那フィルタを通した私じゃん!」

※妻は私の事を旦那と呼んでいます。

私「だって私の世界には私のフィルタを通したラブやんしか居ないもの」

妻「そりゃそうだけど・・・」

 

このくらい会話ができるようになればしめたものです。

今なら缶バッヂを手渡せるかも知れません。

 

私「それに、機嫌が良かろうが悪かろうが、私には大事な・・・」

妻「缶バッヂは要らぬ!」

私「あ・・・」

 

先読みされてしまいました。

 

妻「あとね」

私「ん?」

妻「そろそろ、服着たら?」

 

そう言えば全裸でした。

 

妻「唇、紫色になってきてるよ?」

私「君のためならッ・・・」

妻「生きろ!」

私「え?」

妻「私の為と言うんなら、“死ねる”じゃなくて“生きろ”と言っているンだぜ」

私「う、うん・・・」

妻「その命、もはや自分の物と思うべからず!」

私「イエス!マム!」

妻「旦那の命は私が使う!勝手に死んだら殺す!」

私「イエス!マム!」

妻「ではすぐに風呂に入り体を温めよ!」

私「イエスッ!マムッ!」

 

入浴を済ませリビングに行くと、そこには夕食がありました。

 

私「あー!バジルの丼のやつー!」

妻「食べながら聞きなさい」

私「むぐむぐ」

妻「旦那が私の事をどう思っているかは、とてもよく理解しています」

私「むぐむぐ」

妻「しかしそれを面と向かって言われると照れます」

私「むぐむぐ」

妻「しかもそれを声高に公表されるとリアクションに困ります」

私「(すっ)」

妻「あーん。むぐむぐ。ごくん。なので、ちょっと控えて欲しいです」

私「むぐむぐ」

妻「あと私はいつも機嫌が悪いわけじゃありません」

私「むぐむぐ」

妻「ちょっと低血圧なだけです」

私「むぐむぐ」

妻「4部の辻彩(つじあや)だと思ってください」

私「(すっ)」

妻「あーん。むぐむぐ。ごくん。だから機嫌は悪くないのです」

私「(すっ)」

妻「あーん。むぐむぐ。ごくん。それは旦那も分かるでしょ?」

私「(すっ)」

妻「あーん。むぐむぐ。ごくん。これ美味しいね」

私「(すっ)」

妻「あーん。むぐむぐ。ごくん。もういいよ」

私「(すっ)」

妻「あーん。むぐむぐ。ごくん。これで最後ね」

私「(すっ)」

妻「いらねぇーって言ってんだろうがー!」

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分かりにくいかと思いますが、私が焼かれております。

 

 

さて、そんなこんなで坂津家の夜は更けていくのでしたが、最後に妻にひとつだけ言われたことがあります。

 

私「で、今後もラブやんをブログに登場させても良い?」

妻「良いよ別に。もうフィクションとして捉えるよ」

私「やったぁー!」

妻「ただ・・・」

私「ん?」

妻「私のイラストまだなの?」

私「はうぅっ!!」

 

いよいよ追い詰められました。