『かなり』

干支に入れてよ猫

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アクシデントによって当初の目的を見失った結果がこれだよ

どうも、坂津です。

え?まだこんな人が居るの!?

と驚きました。

こういう新種は、生物の進化の過程でどうしても発生してしまう変異体ですが、環境に馴染めずに淘汰されていくのが自然界の掟です。

環境に順応できる能力を備えたものだけが生き残るという摂理からすれば、この手の新種はとうに絶滅したと考えるのが普通だと思っていました。

しかし、未だ現存していたとは。

つまり彼らは「実は環境に適応している」のか「環境に左右されないほど強い生命力を持っている」のか。

行動から推察するに、環境に適応しているとは考えにくい。

だって適応できないからこその行動でしょ?

環境=ルールですから。

ではやはり、強い生命力を持っているということなのか。

そう言えば最近のはもうホウ酸ダンゴくらいじゃ死なないとか、スプレーを吹き付けても平気で走り去るとか聞くもんな。

そういう「強い新種」というのは、種族全体から見れば「必要だから発生した」と解釈することができるハズですが、では彼らは人間という種にとってどのように必要なのでしょうか。

どのように必要なのでしょうか。

必要なのでしょうか?

要るか?

要らねぇぇぇぇぇーッ!!!

 

 

 

 

スタジオパークからこんにちは」に高木渉さんが出てたらしく、見られなかったことに血涙を流そうと思った矢先に妻が「あるよ」とリモコンの再生ボタンを押しました。

 

リッツカールトンの従業員をも遥かに凌ぐこのオモテナシの心遣いに私は感涙を禁じ得ない気持ちでソファに深々と身を沈めテレビに視線を向けた瞬間に、停電。

 

すぐにカーテンを開けて外を見ると街灯や隣のマンションには明かりが点いている。

どうやら我が家の棟だけが強制消灯されている様子。

 

何この不運。何このタイミング。

 

しかし余裕ある大人の私は暗闇ごときに取り乱すことも無く、手探りでスマホを探し当てこれを起動。

 

暗い部屋を煌々と照らす液晶画面が示す電池残量はあと7%。

 

何この不運。何このバッテリー。

 

しかし不幸中の幸いとは実在するもので、すでに入浴も夕食も済ませた後であり、あとは心ゆくまで高木渉氏を鑑賞後に就寝という状況でした。

こんなときは睡眠時間が多くとれたと考えて、もう寝てしまおう。

 

ベッドに身を沈めて数分、むくりと起き上がる私と妻。

 

暑い。

 

エアコンはおろか扇風機すら使えないこの状況は睡眠をも困難にするらしい。

 

私は考えた。

 

そうだ、保冷材をタオルにくるんでそれを抱いて寝よう。

 

賢い私。私賢い。

 

「はうあっ!!!」

 

そうだ、冷蔵庫!停電なのだから当然冷蔵庫も冷凍庫も完全にOFFじゃないか。

冷蔵庫の中には次の休日に食べようと画策している秘蔵のチーズが。

 

これは私が涼んでいる場合では無い。

 

かくして私は全ての保冷剤をチーズの周辺に配備した。

そして冷凍庫に買い置きしてあったガリガリ君を食べた。

溶ける前に。

氷のかけらが床に落ちた気がしたが、この暗闇の中での探索は不可能である。

緊急事態なので忘れることにした。

 

冷凍食品もダメになる前に食べなくては。

 

真っ暗な中、手探りで手に取ったのは、形状からして恐らく冷凍のお好み焼きであろう。

とうとうスマホの充電も切れてしまい、私はお好み焼きを何分解凍すればいいのかを読むことさえできなかった。

仕方なく部屋の電気を点けて説明を読むと、600ワットで6分と書かれていた。

私はレンジを開け、説明通りに600ワットで6分の設定を行いスタートボタンを押す。

6分後にはホカホカのお好み焼きが完成し、これにソースと鰹節を振りかけた。

妻とはふはふしながらこれを食し、続いて他の冷凍食品にも手を伸ばした。

残るは高菜チャーハンと唐揚げか。

大した量が無くて良かった。

お好み焼きに続き高菜チャーハンと唐揚げも見事に平らげ、妻と私は満足した。