『かなり』

干支に入れてよ猫

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体はひとつしかないし1日も24時間しかないので、全部を選ぶことはできない

どうも、坂津です。

自分で言うのもナンですが、私は広く浅くの代名詞的な人間で、器用貧乏の名をほしいままにする「何でもかじった程度マン」です。

たいていの話題には「聞いたことある」「名前だけは知ってる」などの浅い薄い知識で対応することができます。

あとはひたすら「それは知らなかった」「実際はそうなんだ」と聞き役に徹し、自分の中の情報に加筆と修正を行っていきます。

するとどうでしょう。

ただ広いだけで浅かった私の知識は、会話を交わした人々からの情報を得て少しずつ深くなっているではありませんか。

所詮は伝聞ですので、そこまで深くはありませんが、それでも少し掘り下げた話題にもついていけるようになります。

そうなるとその分野において更に深い知識を得る機会に巡り合います。

なので私は自分の「広く浅く」な性格を気に入っています。

深くしたい分野に出会ったら、その時それを深めれば良いだけですので。

 

 

 

妻から「ちょっと本格的に仕事がしたい」と言われました。

少し前まで正社員としてバリバリに働いていた妻ですが、カレンダー通りの休みではない小売業が天職でした。

私と休みが合わないということで話し合った結果、今は仕事を辞め、一日中家でゴロゴロしてもらっています。

しかし生来の働きたがりがいつまでもダラダラした生活など続くはずもなく・・・。

 

私の希望としては現状維持ですが、それを分かった上での相談だということも理解していました。

なので私は「応援するよ」と言いました。

 

さて、世の旦那さん方と同様に、私には「個人の時間」がほとんどありません。

仕事中は言わずもがなですが、休日も必ず妻がおり、出掛けるのも一緒。

それが苦痛では無いので別にどういうことも無かったのですが、さて妻が働きに出るということは休日に私が家に一人で居る時間ができるということです。

 

なんだろう、このワクワク感。

 

妻が仕事を辞めてくれて、家に居るようになる前はやれてたけど、今は妻が横にいるからしてなかったことが、いっぱいあった。

・ホラー映画を見ること

・ニコ動で東方系を視聴しあさること

・食べたい料理を食べたい味で作ること

・漫画を描くこと

・90年代のアニソンを聴きながらドライブすること

・防波堤から釣り糸を垂れること

・ジャンク屋で買ってきた部品を組み立ててPCを作ること

・畑でタマネギを育てること

 

これらは、我慢していたワケでは無いんです。

しないならしないで、別に構わなかったし。

 

妻と休みを合わせることと天秤にかけて、私は妻との時間を選択したので。

 

なのに、いざできる可能性が目の前に現れると、心は揺れるものなんですね。

 

 

 

ということを一瞬のうちに考え、私は「応援するよ」と言いました。

 

恐らくは私のこのヨコシマな考えなど想像もしていない妻は、喜んで求人情報を集め出しました。

 

さて、私の生活がどう変わるのか、自分自身が楽しみでしょうがない。

大人に勉強しなさいと言われてた時には煩わしかったけど、言われなくなった今は勉強しとけば良かったと思っている

どうも、坂津です。

自分が経験していないことを経験中の人に、アドバイスするのは難しいです。

まったく泳いだ事が無い人が川岸から、今まさに泳いでいる人に向かってアドバイスなんて出来ないと思います。

泳いでいる人からすれば「陸から何言ってんだよテメーも泳いでから物言えよ」と思うのも当然かもしれません。

だけど、そのアドバイスをよくよく聞いてみてください。

もしかしたら「後ろからワニが!」「この先は滝だよ!」と言ってくれているのかもしれませんよ。

痛い目に遭った後で「だから言ったのに」と言われないよう、周囲の人の声に傾ける耳を持っておいた方が、自分のためですよと。

『受け入れよう 助言 忠告 アドバイス』

もちろん、全く意味の無い騒音も溢れている世の中ですので、ガヤが喚いているだけのときは上手に聞き流すテクニックも必要ですけどね。

 

 

 

 

 

私は就職活動をやったことがありません。

聞くところによると就活生というのは内定を獲得するために命を削り日々を戦っているらしいのですが、私にはその苦労が分かりません。

もちろん、ある程度の想像はできますよ?

でも自分で苦労していないので本当の大変さは理解できません。

 

だから逆に、採用する側になった今、完全に企業視点で物が言えます。

 

自分はこうだったとか、こんなことを考えていたとか、そんな先入観は無し。

純粋なる採用者として、面接の場に立ちます。

 

そんな私から、就活真っ最中の方々に言いたい事はたったふたつです。

 

 

「怯えないでください」

 

 

面接官も人間です。

ちょっとだけ年齢が上なだけで、あなたと大きな違いはありません。

別に凶器を隠し持っていたりするわけではありません。

もしかすると、ちょっと殴れば殺せるかもしれません。

人間と人間が対話していることを忘れないで、必要以上に委縮しないでください。

緊張は仕方ないと思います。

でも怯える必要はありません。

あなたがもし内定を得られないなら、それはあなたのせいではなく、あなたが受けた会社のせいです。

 

 

「驕らないでください」

 

 

面接官も人間です。

ちょっとだけ年齢が上なだけで、全てのジャンルに長けているわけではありません。

別に面接官みんなが高学歴ということもありません。

もしかすると、知能指数はあなたが数段上かもしれません。

人間と人間が対話していることを忘れないで、必要以上に増長しないでください。

余裕が出るのは仕方ないと思います。

でも驕る必要はありません。

あなたがもし内定を得られないなら、それはあなたが受けた会社のせいではなく、あなたのせいです。

 

 

ふたつ、と言いましたが、実際にはどちらかひとつですね。

 

こんな書き方で伝わるのか自信がありませんが、とにかくすべての就職活動中のみなさんに届けば良いと思います。