『かなり』

干支に入れてよ猫

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まっすぐな眼差しで正論を語られると、怯むかムカつくか。

どうも、坂津です。

MO手術を受けるとしたら猫の俊敏性やバランス能力が欲しいです。

 

 

 

定食屋から出てきた新人社員と思しき若人と、それに絡むおっさんの会話。

 

「おいおい、人が忙しくて走りまわってるのにのんびりランチとは良い御身分だな」

 

「お疲れ様です。○○さんがご多用中にも関わらずのんびりご飯を食べてすみません」

 

「まったく、こっちは飯食う暇なんか無いっての」

 

「そうですか、大変ですね。本来メシを食うために仕事をするはずなのに、仕事のせいでメシが食えないって、本末転倒ですよね。○○さんの業務量が多過ぎるんじゃないですか?」

 

「お、おう。何でも俺に押しつけるからな、周りのやつらが」

 

「個人個人の処理能力に応じて業務を分配するのが会社だと思いますけど、ウチの会社はそれができていないということですね。これは○○さんの上司、△△部長の采配に問題があるということですかね」

 

「お、おう。そうかもな・・・」

 

「僕、△△部長に進言してみます。○○さんの業務量について」

 

「えっ」

 

「だって○○さんが忙しくてご飯を食べられないのは決して○○さんの能力が低いからとか要領が悪いからではなくて、業務過多が原因なんですから、それを管理する△△部長にこの現状を知ってもらわないと」

 

「いや、俺はそんなこと気にしてないから・・・」

 

「僕が気にするんです。僕はのんびり美味しくご飯が食べたい。でも僕が食べている間に○○さんが仕事をしているかと思うと、食事を楽しむことができません」

 

「そんなこと気にしなくていいんだって」

 

「気にします。僕は○○さんのように自分を犠牲にしてまで会社に貢献することなんてできません。部長に進言して○○さんの業務量が多過ぎることが問題視されるきっかけにでもなればと思います。○○さんの昼食時間がちゃんと確保できなければ僕はずっと“良い御身分”のままになってしまいます。そんなの耐えられません」

 

 

 

この新人、わざとやってるんだと思いたい。

もし天然なのだとしたら厄介すぎる。