『かなり』

干支に入れてよ猫

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私の中指がぬるっと

どうも、坂津です。

ちょっと聞いてくれる!?

 

で始まる話はだいたいちょっとでは済まない。

 

 

 

今日のお昼ごはんは久しぶりに行くうどん屋さんでした。

しばらく顔を出さないうちにスタッフさんがガラリと変わっていました。

 

あー、私が見ていないところでも世界は変化を続けているんだな。

 

以前に麺の湯切りをしてた子はもっとスナップが効いてたな~

どんぶりを洗ってる子、あれまだ初心者だな。あれじゃいつか割っちゃうぞ。

 

このお店は食いしん坊のお腹をしっかり満たしてくれるうどん&丼セットがあり、別に頻繁に来ている訳でもないのに「いつものやつ~」と思いながら注文。

早い安いが売りのうどん屋ですから待ち時間などありません。

割り箸と両掌で作る十字架をぺこりと下げて「いただきます!」

 

 

ぬるっ・・・

 

 

ん?

 

 

ぬるるっ・・・

 

 

どんぶりを持つ左手の中指と薬指に違和感が。

 

 

中指と親指の腹を合わせ、円を描くようにゆっくりをすべらせ、離す。

名残惜しそうに糸を引いている指先は確実に粘性の液体を感じている。

 

 

 

ソースだ!

 

どんぶりの裏を確認すると、それはもう信じられない量のソースでこれでもかというくらいしとどに濡れそぼっていた。

 

 

私の注文したメニューにソースは使われていないので、盛り付け段階で溢れたわけではなさそうだ。

 

もしや・・・ちゃんと洗っていないのか?

 

さっきの危うい手つきの子が洗い忘れたどんぶりで私はごはんを食べているのか?

 

瞬間的に今の状況に陥る可能性がある原因を探る。

 

1.前の客が使ったまま洗っていないどんぶりを出された

2.盛り付けをする台そのものにソースがこぼれていて、それが付いた

3.未使用のどんぶりを伏せて置いている上空でソースのやりとりがあり、こぼれた

4.私のことを気に入らない店員がこっそりぶっかけた

5.これは幻覚。ソースなど無い

6.盛り付けをする担当者の手にソースが付いていて、それが付着した

7.どんぶりから滲み出てきた

 

まぁ何にせよ気分は良くない。

しっかり完食したが、もやもやが残る。

 

うどんのダシの味も変わっていたし。

 

 

 

私の中の自分ルールとしてまず、自分が今後も通う可能性のある店以外にはクレームを言わないというのがある。

クレームというのは「今後もこの店を利用したいので、この点を改善して欲しい」という客から店への要求と捉えている。

もう行かない店にクレームを授けてやるほど私の心は広くない。

 

ただその中間の店もある。一度の事件で行かなくなるのは惜しい店だ。

このうどん屋さんもそれ。

だからカウント1を宣言した。もちろん心の中で。

 

私の中の自分ルールとして、カウント3になったらその店には二度と行かない、というのもある。

もちろん店側はなんとも思っていないだろう。

私の勝手なルールだ。私のことなど覚えてもいないだろうし。

 

 

こうして私は自分のルールによって行動範囲がどんどん狭くなっていく。

かと思えば、私が行かなくなる店はやがて潰れてなくなることが多いので、特に困ってはいない。

 

 

あのうどん屋さん、もうカウントしたくないので最低限のことはちゃんとやっていただきたいものである。

 

タイトル詐欺。